マガジンのカバー画像

Product開発

61
Product開発におけるEngineering、design、Planningのhow toなどを発信していきます。
運営しているクリエイター

#デザイン

「色」に機能的役割を持たすために必要なこと

こんにちは。akippaデザイナー横山です。 今回は、先日めでたくリリースした「駐車券機能」について、紆余曲折の開発ヒューマンドラマをお送りする予定にしていたのですが、案の定ニッチな話題に逸れてお送りしております。 最近試行錯誤した過程に価値を与えられていないような気がするので、そういう時こそ過程を晒していこう!という決意表明も兼ねて、元気よく思考を垂れ流していこうと思います! 前置き今回書くのは「UX向上を目的とした機能的側面での色の取り扱いから考える要件仕様の具体例

デザイナーが要件仕様作るってどんな感じ?

前置きデザイナーが要件仕様作るとどうなるのか デザイナーなんだからデザインだけを作りたいんだ! はい、その気持ちよぉくわかります。デザインだけに集中するとアウトプット量もスピードも磨き抜かれるでしょうし、それも魅力的だと思います。 じゃあなんでやっているのかと言うと、要件仕様から考えた方が(私は)楽しいからです^^ デザイナーが要件仕様を作成することは、単なるプロジェクト進行のためのドキュメント化作業ではなく、いろんな利点があると考えています。 デザインの成果物に対する

ノベルティデザインも体験デザインの一部

バレンタインシーズンですね♡ 先週末に子ども達と一緒にチョコクランチの手作りに挑戦しましたが、お菓子というよりどちらかというと鉱物寄りな、ゴツゴツしたものができました。噛むと、モース硬度6はあるんじゃないの?ってぐらい硬い。(※人間の歯の硬度は7です) 自分達だけで食べるつもりだったので、きわめて適当に作ってしまったせいもあると思います。もし誰かに贈るつもりで相手を喜ばせたいという気持ちがあれば、もっと岩石っぽさを控えたものが作れたかもしれません。 とはいえ「チョコレートは

akippa帽を作りました🧢

帽子のデザインドリブンで撮影したらなぜか反省感ツヨツヨなカバー画像になってしまったので、続けてブチ☆アゲ↑な一枚。 akippaのデザイナーはサービスサイトやアプリなどのUIデザインをはじめ、駐車場の看板やポップなどの現地設置物、各種イベントでのノベルティなどなど、事業に関わるありとあらゆるデザイン案件に日々取り組んでいます。 そんな中で、最近新たに作成したオリジナルグッズakippaロゴ入りベースボールキャップ(通称:akippa帽)の制作エピソードをご紹介させていただ

スタートアップのデザインチームにフィットするミニマムデザインシステム

こんにちは。akippaでデザイナーをしている横山です。 今回はakippaのデザインシステム(※ミニマム)の構築を行なった話をしようと思います。 皆さんはデザインシステムを何のために導入すべきと考えているでしょうか? 複数人のチームで効率よく作業するため? 誰が作っても一定のクオリティを担保するため? サービスの一貫性を担保しユーザーの学習コストを抑えるため? 確かにデザインシステムには様々なメリットがあります。 その旨み全て享受したい(願望)。 実は過去にもデ

明日からはじめるカラーユニバーサルデザイン

こんにちは、akippa株式会社のデザイナーをしている横山と申します。 先月二度に渡る育休から復帰してまいりまして、一体なんの記事を書こうかと頭を捻っていたのですが、今回は「色」についての記事を書きたいと思います。 なんで色について書きたくなったかと言いますと、二歳児がこんな発言をしてきたからです。 「ママー!黄色いワンワン(=ベージュ)と赤いワンワン(=煉瓦色)だよー!」 う〜ん深い!(親馬鹿) 黄色と赤、あってるよ!うんうん、色の三原色的にいくとそのグルーピングだもんね

質問:なぜイケてないUIをデザインしてしまう時があるんですか?

先日、社内イベントにてUIデザインに関するLTをした後に、他部署のメンバーから表題の質問を受けました。 Slidoでの匿名投稿ではあったものの、なんだかここまでリアルガチな「忌憚なき」質問も珍しいような。 はばからずに思ったことを素直に言い合える。たぶんakippaでは心理的安全性とかいうやつが、ちゃんと作られているのでしょう。 思いがけず投げかけられた豪速球。なんとか打ち返したかったのですが、残念ながらその場では「大人の事情で……」とお茶を濁しただけで、まともな回答ができ

akippaのドライバープロダクトチームの歩み|2023年1月~4月

こんにちは。akippaでプロダクトマネージャー(PdM)をやっている熊谷です。 2023年1月からドライバープロダクトチームを結成し、UIUX改善を進めています。これまで毎週のようにリリースを繰り返してきました。 ユーザーさんへのインタビューもやらせていただきながら、仮説が的外れじゃないかとか確認しながら改善施策を企画してます。 今回は1月から5月までにリリースされたおもな改善施策をまとめて紹介してみます。 「現在地から探す」機能をWEBにもakippaのユーザーさ

"使いやすい"も"作りやすい"も両方叶う!UI Stackで全員ハッピー♪

全画面のデザインが完了したと思ってたのに「エラー時の画面はどうなりますか?」とエンジニアさんから聞かれて泣いちゃった。UIデザイナーなら誰でも一度はそんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。 これがちいかわのエピソードであればかわいいだけなのですが、現実の開発現場では、このような手戻りが発生すると余計な工数増やエンジニアさんの負担にもつながってしまいます。 今回のテーマである UI Stack は、ユーザーが「今どんな状態なのか」「何をすればいいか」などを理解しやす

PdMとしてプロダクト開発チームをリードするうえで喜ばれたこと

こんにちは、akippaでプロダクトマネージャー(PdM)をやっている熊谷です。(アイキャッチ画像はAIに作ってもらったのですが、もう一声という感じですね。) 2023年1月からakippaのドライバーむけプロダクトチームを結成し、PdMとしてリードしています 今回は、PdMとしてプロダクト開発チームをリードするうえで喜ばれたことを紹介します。 以下のような人には参考にしていただけるかと思います。 toCのプロダクトの開発にたずさわっている これから新たなプロダクト

UNIQLOのアレから考える課題解決の本質

以前、弊社のPdM熊谷がコンビニの冷凍庫について話していました。ふたがついていないオープンタイプの冷凍庫を設置することでアイスや冷凍食品の売れ行きがUPするそうな。 たしかにあれって商品を見たり取ったりがすごくしやすいですよね。以前は「アイスを買うんじゃい!」という強い意志を込めて蓋をスライドしてましたが、最近はただコピー機を利用するためにコンビニに行く時ですら、ついつい新作アイスをチェックしてしまいます。こんな感じで、知らず知らずエニタイムアイス買いたいマインドになってし

自社プロダクト開発してるなら絶対デザインレビューやった方がいいよという話

akippa株式会社でデザイナーをしている西田と申します。 弊社のデザインチームでは去年から開発の過程にデザインレビューを取り入れはじめたのですが、私の中のやってよかったアワード2022で見事1位にランクインしました(拍手!) ちなみにそれまではリソースの都合だったりスピード感最優先な案件続きだったりで、正直なところ「デザインレビューは貴族のたしなみ」ぐらいに思っていました。潤沢なリソースを持ち時間的余裕に満ちた者にのみ許される、特権階級向けな取り組みだと思っていたわけです。