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Product開発

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Product開発におけるEngineering、design、Planningのhow toなどを発信していきます。
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記事一覧

人生何度目かだけど、今回は行けそうな気がしてる

なんのことかと言いますと、"ちゃんとした"写真撮影です。 カメラを扱うことへの苦手意識を獲得したのは、たぶん美大生時代の写真実習。 絞りとかISOとかいじる要素がいっぱいあって、覚えることだらけ。極めて雑な性分の私にとって、こんな基本的なところからすでに無理ゲーみが漂い始めます。 それなのにカリキュラムが進むにつれて、スタジオでの照明設備の扱い方とか、すっぱ臭い部屋(※暗室)でのフィルム現像とか、待ったなしでブッ込まれ続けるやり込み要素…… かくして、私の中で一眼レフやミラ

フルリモートが定着したので、淡路島に移住しちゃいました

アキッパでバックエンドのリードエンジニアをしている村上です。 前回は以下のTwelve-Factor AppのPart1を書いたので続編を書こうと思ってたのですが… そんな事よりも僕の人生において、大きな判断と実行を下した出来事がありまして、是非今回はその事について書きたいと思います。 アキッパのProductチームは、コロナ禍が始まって以降、フルリモート体制となりましたが、コロナ禍が落ち着いた今でも、フルリモートがすっかり定着しました。(3ヶ月に1回程度、もしくは新入社員

技術的負債としてのコードアンチパターン

はじめにHello World!akippaバックエンドエンジニアの杉山です。 3月に入り花粉症が猛威を振るっていますね。基本は自宅で勤務しているので平日はマシですが、休日に外出すると目は痒くなるわ、喉もイガイガするわで嫌な季節です…暖かくなってきて春を少しずつ感じられるのは嬉しいのですが。 さて、現在の私はYiiフレームワークで作成されているAPIに手を入れるタスクに取り組んでいます。 今やPHPのデファクトスタンダードといえばLaravelと言われる世界で、Yiiと

Rust製ツールのmiseでランタイムバージョンを管理する

アキッパの山下です。 手元の環境を汚さずに、PHP/Python/Node.jsなどのランタイムバージョンを切り替えたいというニーズでは、Dockerの利用がすっかり主流だと思いますが、シーンによってはPythonのvenvといったツールもまだまだ活躍するシーンは多いのではないでしょうか。 そんなツールの中で、今回はRust製ツールのmiseを紹介します。 ランタイムバージョン管理とは?あらためて、ITシステムやWebサービスを開発・運用していく場合、どのプログラミング

未経験からWebプランナーをやることになったお話_1年間で学んだこと

akippa株式会社でWebプランナーをしている谷口です! 今回は、未経験からWebプランナーをやることになって丸1年が経ったので、これ大事だなと感じたことを書いていこうと思います。 具体的な業務や技術の話というより、自分自身の意識に関する内容なので抽象的な表現多めになってしまうかもですが、逆に言うと業種問わず駆け出しの方には共感いただける内容だと思うので読んでいただけると嬉しいです! 分からなければ聞くいきなり何を当たり前のことを言ってるんだと思うかもしれませんが、これ

デザイナーが要件仕様作るってどんな感じ?

前置きデザイナーが要件仕様作るとどうなるのか デザイナーなんだからデザインだけを作りたいんだ! はい、その気持ちよぉくわかります。デザインだけに集中するとアウトプット量もスピードも磨き抜かれるでしょうし、それも魅力的だと思います。 じゃあなんでやっているのかと言うと、要件仕様から考えた方が(私は)楽しいからです^^ デザイナーが要件仕様を作成することは、単なるプロジェクト進行のためのドキュメント化作業ではなく、いろんな利点があると考えています。 デザインの成果物に対する

ノベルティデザインも体験デザインの一部

バレンタインシーズンですね♡ 先週末に子ども達と一緒にチョコクランチの手作りに挑戦しましたが、お菓子というよりどちらかというと鉱物寄りな、ゴツゴツしたものができました。噛むと、モース硬度6はあるんじゃないの?ってぐらい硬い。(※人間の歯の硬度は7です) 自分達だけで食べるつもりだったので、きわめて適当に作ってしまったせいもあると思います。もし誰かに贈るつもりで相手を喜ばせたいという気持ちがあれば、もっと岩石っぽさを控えたものが作れたかもしれません。 とはいえ「チョコレートは

感情起点でスプリントの振り返りを実り多きものに🔥

スプリントの振り返り手法のひとつ「Mad / Sad / Glad」を試してみました。 やってみた感想は「めちゃよかった!」 議論が深まり、課題がどんどん浮き彫りになっていきます。最終的には必要なアクションが明確化され、さらにチームを良くしていける手応えを感じました。 よく喋るメンバーが固定化されてきた 振り返りがマンネリ化してきた 振り返りを盛り上げたい もっとチームをよくしたい このような悩み・渇望を抱えスプリントを回しているPdMやスクラムマスターの方々の

Twelve-Factor Appの考え方から、アキッパのプロダクトの課題を考える Part1

アキッパでバックエンドのリードエンジニアをしている村上です。 アキッパのプロダクトはイケてないところが多いんだと、採用やその他色んな場面で自虐する事がありますが、具体的にどこがイケてないのか!? 何か指標となるものと比べてみたいと思いまして、今回は、以下のTwelve-Factor AppというWebアプリケーション等を開発する上での12個のベストプラクティスと、アキッパの現状とを比べてみたいと思います。 いきなり脱線ですが、12っていう数字がかなり好きです。 今回のような

akippa product noteを1年続けた感想をみんなで話してみた

akippaのプロダクト開発部門のマネージ&PdMをやってる井上です。 ちょうど明日、akippaのプロダクト開発チームでnoteを書き始めて1年になります。 1年前に書き始めたときの最初の記事がこちら。 1年経ったので、akippa product noteを続けてみた感想、今後どうするのか、そういったことをチームで話してみました。 チームでブログの発信などをしていて、運用などに課題がある人の参考になれば幸いです。 きっかけどこかで振り返りをと頭の片隅で考えてたのです

MFA認証かつスイッチロールの環境でTerraformを実行する

こんにちは。akippa株式会社のエンジニア奥山です。 前回Terraformの導入について書きました。今回はその導入の際のTipsを記事にします。 こちらの記事でまとめられていますが、弊社のAWSではジャンプアカウントからスイッチロールで各環境へアクセスするようになっています。 また、スイッチにはMFA(2段階認証)が必須になっています。 この環境下でTerraformを実行するためにAWS Vaultを使う必要がありました。その方法を簡潔にまとめます。 AWS V

SEO対策で構造化マークアップをしてみよう!

はじめにHello World!あけましておめでとうございます! akippaバックエンドエンジニアの杉山です。 昨年は皆様、本当にありがとうございました!今年もakippaを何卒よろしくお願いします! さて、私は先年の5月からakippaに入社していますので1月時点で9ヶ月になります。 あっという間でしたが色々なタスクに取り組めて大変充実した年でした。 今年はさらに大きめのタスクを担当しますので気を引き締めていきます! 絶賛頭を悩ませながら新機能の設計作業中です。(あ

Chakra UI導入時にデザイナーがすべきこと

こんにちは、akippaの横山です。 今回はUIコンポーネントライブラリの1つであるChakra UIを導入した話をデザイナー視点でしようと思います。 このようなUIコンポーネントライブラリは、既存で豊富なコンポーネントがすでに用意されており、デザイン作成をサポートしてくれるという点からエンジニアさん視点で語られる傾向が多いのかな?と思います。 デザイナーとしてはこういったライブラリをうまく活用しサービス全体で一貫性のあるデザインを提供していくことができるといった点に着目すべ

【読後感想②】プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本|橋本 将功

akippa株式会社でWebプランナーをしている谷口です! 前回から引き続き<読後感想>を書いていこうと思います。 今回は「プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本」です。 ↓前回ご紹介した「プロダクトマネジメントのすべて」と同様、WEBサービスのプランナーに必要な一般的なIT知識やノウハウを得たいと思って見つけた一冊です。 "似た内容の本を2冊読んでみて共通する部分があれば、きっとそれはそういうことなんやろ"ということで、あえて2連続でプロダクト/プロジェクトマネ