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Product開発

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Product開発におけるEngineering、design、Planningのhow toなどを発信していきます。
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#UIデザイン

「色」に機能的役割を持たすために必要なこと

こんにちは。akippaデザイナー横山です。 今回は、先日めでたくリリースした「駐車券機能」について、紆余曲折の開発ヒューマンドラマをお送りする予定にしていたのですが、案の定ニッチな話題に逸れてお送りしております。 最近試行錯誤した過程に価値を与えられていないような気がするので、そういう時こそ過程を晒していこう!という決意表明も兼ねて、元気よく思考を垂れ流していこうと思います! 前置き今回書くのは「UX向上を目的とした機能的側面での色の取り扱いから考える要件仕様の具体例

長期開発に役立った3つのMyマインドセット

去年の春頃から一年以上かけて開発していたakippaオーナーモード(β版)をついに今週リリースしました。ウェーイ! これだけ開発期間が長いと色々と困ることも出てきますが、その最たるものがユーザーのフィードバックが得られないので、何が正解がわからないということ。でもとにかく前に進み続けなければいけません。 今回は数あるMyマインドセットの中から、このような状況下で特に役立ったと感じるTOP3をご紹介したいと思います。カウントーーーダウン! 第3位🥉 "そのもの"以外に置き換え

質問:なぜイケてないUIをデザインしてしまう時があるんですか?

先日、社内イベントにてUIデザインに関するLTをした後に、他部署のメンバーから表題の質問を受けました。 Slidoでの匿名投稿ではあったものの、なんだかここまでリアルガチな「忌憚なき」質問も珍しいような。 はばからずに思ったことを素直に言い合える。たぶんakippaでは心理的安全性とかいうやつが、ちゃんと作られているのでしょう。 思いがけず投げかけられた豪速球。なんとか打ち返したかったのですが、残念ながらその場では「大人の事情で……」とお茶を濁しただけで、まともな回答ができ

"使いやすい"も"作りやすい"も両方叶う!UI Stackで全員ハッピー♪

全画面のデザインが完了したと思ってたのに「エラー時の画面はどうなりますか?」とエンジニアさんから聞かれて泣いちゃった。UIデザイナーなら誰でも一度はそんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。 これがちいかわのエピソードであればかわいいだけなのですが、現実の開発現場では、このような手戻りが発生すると余計な工数増やエンジニアさんの負担にもつながってしまいます。 今回のテーマである UI Stack は、ユーザーが「今どんな状態なのか」「何をすればいいか」などを理解しやす

UNIQLOのアレから考える課題解決の本質

以前、弊社のPdM熊谷がコンビニの冷凍庫について話していました。ふたがついていないオープンタイプの冷凍庫を設置することでアイスや冷凍食品の売れ行きがUPするそうな。 たしかにあれって商品を見たり取ったりがすごくしやすいですよね。以前は「アイスを買うんじゃい!」という強い意志を込めて蓋をスライドしてましたが、最近はただコピー機を利用するためにコンビニに行く時ですら、ついつい新作アイスをチェックしてしまいます。こんな感じで、知らず知らずエニタイムアイス買いたいマインドになってし

自社プロダクト開発してるなら絶対デザインレビューやった方がいいよという話

akippa株式会社でデザイナーをしている西田と申します。 弊社のデザインチームでは去年から開発の過程にデザインレビューを取り入れはじめたのですが、私の中のやってよかったアワード2022で見事1位にランクインしました(拍手!) ちなみにそれまではリソースの都合だったりスピード感最優先な案件続きだったりで、正直なところ「デザインレビューは貴族のたしなみ」ぐらいに思っていました。潤沢なリソースを持ち時間的余裕に満ちた者にのみ許される、特権階級向けな取り組みだと思っていたわけです。